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    結果オーライですが…

     以前、宮部みゆきさんの「火車」と言う本を読みました。そのテーマは、いわゆる消費者金融を利用して、高利の借金を返せなくなり、今で言う自己破産に陥った人たちのことをテーマにしたもの。
     
     今でこそ、民事再生とか過払い請求と言う言葉が定着しつつありますが、当時では一般人にはそういう常識はなかった頃です。

     いささか前置きが長くなりましたが、消費者金融の体験談と言うのは、恥ずかしながら自分の子供のことです。

      だいたい、大学生にお金を貸すこと自体が不思議なのですが、子供の所に来た妙な手紙に気が付きました。名前はあげませんが、聞いたことがある消費者金融の会社からの封書だったからです。

       心配なので、数日して娘に聴いてみると、小遣いが欲しくて、友達から聞いた金融会社に往き、数万円を借りたものが、いつの間にか一ケタ大きい借金になっていたのです。

       まだ、私の現役時代だったので、保証人には親の私の名前が書いてありました。

       元金の十数倍の金を返さざるを得なく、なけなしの貯金をおろし、一括して支払いましたが、その時の腹立たしさ、情けなさといったらありません。

       そうした金融会社の存在、そしてそれを理由する人は「火車」の中だけの話かと思っていましたが、まさか自分の家族からそういう話が出るとは。

       消費者金融の怖さは、貸してくれるのは簡単ですが、実質金利の高さ。

       以来、子供も自分の金は自分で稼ぐと言うことを身をもって知ったようで、いわば反面教師になり、結果オーライでしたが、普通と言うか、庶民が利用するものではないのではないでしょうか。

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